【2021年10月】アメリカからの帰任者が持ち帰るクレジットカード

クレジットカード

こんにちは、べいちゅーです。今回の記事ではアメリカの駐在員が日本に帰任する際に持って帰るべきクレジットカードについて持論を展開したいと思います。

ゴール

アメリカのクレジットカードを日本に持ち帰り活用することで、以下2つの観点でお得に生活する。

・ポイント還元   
・ホテルステータス ー クレカ付与のホテルステータスで評価する。

制約条件

・クレカの年会費 ー$500くらいまででしょうか?
・Foreign Transaction Fee ー無料のカード

制約条件を守らないとゲームが成立しませんが、守れる自信がありません。笑

①ポイント還元率

日本のクレカで得られる還元率はカテゴリ問わずでせいぜい1.5%、特定カテゴリで3.0%です(おそらく)。SPGアメックスカードで1.25%ですね。全カテゴリ1.25%はなかなか手強いです。Chase, Amexの主要プロパーカードのカテゴリ別還元率をまとめてみました。

項目(前提:
日本で利用)
Chase Sapphire
Reserve
Chase Sapphire
Preferred
Amex GoldAmex Green
スーパー1%1%1% 1%
レストラン1%*1%*4%3%
トラベル3%2%1%**3%
ストリーミング1%3%1%1%
その他1%1%1%1%
年会費$550$95$250$150

*CSR, CSPのレストランはWorldwideと明記されていないので日本でのレストラン利用は1%と思われます。なおUSではどちらも3%つきます。
**Amex Goldのトラベルは、航空会社のサイトで予約した場合3%つきます。

カテゴリ別に1位の還元率は緑、2位の還元率は青としました。Amex Greenのバランスの良さが際立ちますね。まるで日本人がアメリカに出向した後に日本に持ち帰ることを想定しているかのようなカードです。

トラベルカテゴリが最も重要

既知の情報で恐縮ですが、トラベルカテゴリが最も重要です。なぜなら、Chase系のCSR, CSPはGoogle Pay経由でのPASUMOチャージで、Amex GreenはGoogle Pay, Applay経由のPASUMOとSUICAへのチャージがトラベル扱いになります。コンビニや一部のスーパー等でPASUMOやSUICA払いが可能と思いますのでそれらが全て各カードのトラベルカテゴリに準じた還元率となります。

URポイント(Chase派) vs MRポイント(Amex派) 貯めるならどっち?

みなさんどちらがお好きですか?
URポイントはホテルならHyattに、AirlineならUnited, Singapore, British Airwaysあたりでしょうか。Airlineは私もまだまだ勉強中なのでURポイントの主な使途はHyattを想定しています。

MRポイントはホテルならMarriott, Hilton、AirlineならANAやBritish Airwaysあたりでしょうか。ANAは何回か特典航空券を発見したことがあるので、1マイルを3,4円以上で使える感覚がありお得に思います。ビジネスクラスやファーストクラスで発見できると1マイル10円以上にもなることもありますし、夢がありますね。

このカテゴリの結論としてはChase Sapphire PreferredAmex Greenの2枚を持って帰りたいです。CSPについては、URポイントをTransferパートナーに移行するために1枚残す必要があり、選びました。そのためだけに$95が受け入れがたい場合は、HyattなりAirlineにURポイントを全て移行後、解約してもいいと思います。もう一枚のAmex Greenは上記で評価したように、トラベルとレストランで使っていきたいカードです。貯めたMRポイントはANAに交換して家族旅行に使いたいと思います。

②ホテルステータス

クレカを作るだけでエアラインのステータスがつくものはないと思いますので、相対的優位性はホテルステータスで評価しましょう。

日本で発行されているクレジットカードで得られるホテルステータス
・Marriott Bonvoy, Gold Status SPGアメックスカードを作成することで得られる。
・Hilton, Gold Status ヒルトン・オナーズアメックスカードを作成することで得られる。
・IHG 発行カードなし
・Hyatt 発行カードなし

アメリカで発行されているクレジットカードで得られるホテルステータス
・Marriott Bonvoy, Gold Status Amex Platinum、Bonvoy Brilliantカードを作成することで得られる。
・Hilton, Diamond Status Amex Hilton Aspireを作成することで得られる。(最上級ステータス)
・IHG 発行カードなし
・Hyatt Discoverist Status Chase World of Hyattを作成することで得られる。

Hiltonはカードを作るだけで最高ステータスのDiamondステータスが得られます。通常このステータスを得るには、通常30回の宿泊 OR 60泊 OR 120,000ベースポイント($1につき10ベースポイント)の利用が必要です。けっこうきついですね。つまり、Hilton Aspireカードを持っているだけで日本ではかなり優遇されるはずです。競合するのは上記の条件を何のチートも無しに達成している富裕層のみです。

Marriottはカードを作成することで得られるステータスのランク上限はアメリカのカードでも日本のカードでもGoldなので引き分け。ただし!アメリカで作れるカードでは、15泊のElite Night Creditが付くカードが4枚あります。Elite Night Creditとは、宿泊実績のことでステータスを判定するためのものです。(15泊の無料宿泊券がもらえるわけではありません)
そのカードは、ChaseのMarriott Bonvoy Boundless, Marriott Bonboy Bold, AmexのBonvoy Business, Bonvoy Brilliantです。2枚分(計30泊まで)は合算可能です。日本でMarriottのホテルで有利を得るには、Goldステータスの一つ上のPlatinumステータスは欲しいところです。Platinumは年間50泊が必要ですが、2枚のカードを保有することで30泊はブーストされるので残り20泊となります。20泊だとちょっとまだしんどいところですが、さらに日本のSPG Amexカードを作ることでさらに5泊のElite Night Creditが得られます。(これで35泊)さらに、各カードに付与される無料宿泊券が1枚ずつあり、3泊は無料で泊まれます、これで38泊です。Platinumまであと12泊です。12泊なら何とかなりそうな気がしませんか?


なぜPlatinumに固執するかと言うと、SPG Amexをお持ちのGoldステータスの方よりも無料でアップグレードのチャンスが高まるだけでなく、Platinumの特典として朝食無料となるためです!子供が二人我が家にとって朝食無料はかなり大きい特典です。ホテルのステータスを考えるにあたり皆さん一番気にするのは朝食無料ではないでしょうか?

Hyattはカードを作るだけでは下から2番目のDiscoveristのステータスしか得られませんが、5泊のElite Night Creditが付与されます。最高ステータスのGlobalistまでは60泊必要です(2021年は特別措置として30泊で達成)。毎年達成するのが難しそうですが、Best Rate Guaranteeの裏技を使えば、毎年達成も可能です。これで私は2021年Globalistになりました。その過程は別記事で紹介したいと思います。

このカテゴリでの結論は、Amex Bonvoy BusinessとChase Marriott Boundless, Chase World of Hyattとしたいと思います。多いですね。Marriottは日本ではホテル数が74件と他の米系ホテルチェーンよりも多く、旅行先によらず選びやすいというのが最大の利点と思います。Hyattは、ステータスを得るには依然努力が必要がですが、他のライバルが少ないのでとりあえずカードを保有して今年の30泊でGlobalist達成のようなキャンペーンの様子を見ていつでも仕掛けられるように準備しておきたいです。クレジットカードの会費は$95でカテゴリ4(15,000ポイント)までの無料宿泊券が年会費を払う際に付与されるのでキープする価値は十分あります。HiltonがAspireカードを持つだけで最高ステータスのDiamondが得られるのに採用とならなかった理由は、Hiltonの日本のホテル数が20と少ない点、2021年7月にGold, Diamondステータスの朝食無料のBenefitを無料ではなくCreditにするという大きな改悪が発表されました。幸い、2021年10月現在日本ではまだ採用されていないようですが、USではHiltonのステータスの価値はこれにより大きく下がったと言わざるを得ません。日本にもいつその波が来るかわかりませんのでHiltonから私の心が離れつつあります・・・。(参考ニュース:Hilton shares details of food and beverage credit replacing daily breakfast

まとめ

無料のカードはもちろん保有し続けますが、有料カードは以下を持ち帰りたいと思います。

カード名ブランド個人ORビジネス年会費主な理由
Chase Sapphire PreferredChase個人$95URポイントキープ&交換
Amex GreenAmex個人$150Suicaでトラベルx3狙い→ANAマイル
Marriott Bonvoy BusinessAmexビジネス$125宿泊実績15泊と無料宿泊券
Marriott Bonvoy BoundlessChase個人$95宿泊実績15泊と無料宿泊券
World of HyattChase個人$95宿泊実績5泊と無料宿泊券

年会費合計が$560となり制約条件を守れていませんが、無料宿泊券がついているホテルカードは実質無料みたいなものですし、ふらっと来週ホテル泊まって朝食やラウンジ楽しもう!とか、奥さんに友達とホテルステイを楽しんでもらう機会とか作りたいので絶対に使いますし、ええ。問題ありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました